柴又帝釈天は、「男はつらいよ」でおなじみのフーテンの寅さんの出身地で、知っている方も多いのではないでしょうか。知っているけど、どんなところで何があるのかわからないという人が大体だとおもいますので、簡単に紹介していきます。
参道
こちらには帝釈天参道という道がありまして、昔ながらのお店が並んでいて見て楽しむのもポイントです。
帝釈天参道では、草だんごが有名となっています。草だんごは一本買うことができるので、草だんごを食べながら参道を歩く方々が多くいらっしゃいます。
草だんごを売っているお店は多数あるので、私のおすすめ2店を紹介していきたいと思います。
高木屋老舗
まず高木屋老舗というお店です。こちらのお店は、明治・大正時代に建てられたもので上生菓子とだんごを扱ってるお店です。私が散歩がてら参道を歩くときはいつも草だんごを買ってしまうほどお気に入りの一つです。
ここの草だんごは、つぶあんがたっぷりと塗られておりますがそんなに甘過ぎず上品な甘さに仕上げられており、よもぎは筑波山麓の新芽を採用していて香りもそこまで強くありませんので、どなたでも食べやすいだんごとなっていますので、一度お立ち寄りください。草だんごは、折詰もあるのでおみやげにもいいと思います。
門前とらや
こちらのお店は、明治20年創業の老舗で、「男はつらいよ」にも登場し、店頭には「1作から4作まで実際に映画の撮影に使用したお店です」との貼り紙があります。
ここのお店では、土日曜日限定の焼き草だんごがありまして、醤油につけた草だんごを焼きその上に大量のきざみのりで包んだ草だんごとなっています。醤油の香ばしいにおいと草だんごを包んでいるきざみのりが絶妙なアクセントを出し、一味違う草だんごとなっております。
食べ歩きながら草だんごと焼き草だんごを食べ比べしてみるのもおすすめです。
ご利益
柴又帝釈天は、厄除け、病気平癒のご利益のある神様となります。境内の浄行菩薩様は撫でた所と同じ場所を治してくれ、そのご利益の効果は絶大とのこととなっているそうです。
私は、就活の面接前日に風邪をひいて、藁にも縋る思いで参拝をし、浄行菩薩様の頭と喉を撫でたことがあります。全快とまではいきませんでしたが、熱は下がって喉の痛みが引いていたのでご利益はあるのだと思いました!
ちなみに、私が初めて行ったときに知ったのですが、正式名所は、経栄山題経寺(きょうえいざん だいきょうじ)という寺院だそうです。
御朱印
柴又帝釈天の御朱印は、帝釈天の御朱印、題経寺の御首題、毘沙門天の御朱印、庚申の日限定の御朱印の4つがあります。
柴又帝釈天は、土日のお昼過ぎがよく混んでることがありますので、土日で御朱印を頂きに行きたい方は、午前中に行ったほうオススメです。
御朱印の受付時間は、9時~16時となっており、帝釈堂内で御朱印を頂けますので、参考としてください。
お守り
柴又帝釈天には、珍しいお守りがありますのでそれらを紹介していきたいと思います。
一粒符
お守りなのに「一粒」ってなに?と思われますが、実はこれは「飲む」お守りなのです。
これの由来は江戸時代に天明の飢饉と疫病の大流行が起こりました。この時日敬は祈祷した一粒符を作り、それを病人に施与した結果、病気から本復したのが由来です。
除疫守
このお守りは「風封じ」のお守りと呼ばれており、その名前の通り風邪などのさまざまな病から守ってくれるご利益があると言われています。先ほどの「一粒符」と似ているかもしれませんが、こちらのお守りは普通に買うことができないんです。
限定であり、しかも特別な祈祷がなされることもあり、ご利益が大きいと評判が高く、とても人気のお守りですので、この期間にわすれずに申し込みをするようにしましょう。
加太守
こちらのお守りは、「加太守」(かぶとまもり)と読みまして、兜をかたどった形をしたお守りで、幸運を太く加えるという意味を持つお守りです。このお守りは恵方に頭が向くようにして置くと、その方角から幸運がもたらされるというご利益があるお守りです。
このお守りは毎年1月1日から7日までと、その年の最初の庚申の日だけという限定のお守りで、買ってみたいと考えている方はぜひこの日を狙って参拝してみてはいかがでしょうか。
まとめ
柴又帝釈天とは、どういうところかわかっていただけましたかな?
柴又帝釈天に来たさいに、皆さんの少しでもお役に立てたならば幸いです。
ぜひ見て、食べて、体感して楽しんでいただければいいなと思います。